大学や専門学校へ進学する際に必要なのがお金。預貯金でまかなえないときに欠かせないのが、教育ローンと奨学金です。(ここでは教育ローン=国の教育ローンとして話を進めます。)名前を聞いたことがある方は多いでしょうが、どのような違いがあるかご存知でしょうか。主に4つの違いがあります。1つ目は、だれが返済義務を負うのかです。奨学金は、進学をする本人が借り返済するもの。教育ローンは親が返済義務を負います。2つ目は返済開始時期が異なる点です。奨学金は卒業後から7カ月目に返済が始まります。一方の教育ローンは、融資を受けた翌々月前後から返済義務が発生します。3つ目は振り込み方法です。奨学金は毎月に分けて入金されます。教育ローンは一括入金となります。そして最後に、一番気になる金利です。奨学金の場合、第1種と第二種があります。違いは本人の学業成績や世帯年収で決まります。ちなみに第一種であれば金利はなし、第二種は0.01~0.33%の金利となります。教育ローンは年利1~5%です。特に目につくのが金利ではないでしょうか。すこしでも金利が低いというのは魅力的に見えますが、奨学金にもデメリットがあります。それは、奨学金はすぐに振り込まれない点と月々に振り込まれる金額が決まっている点です。入学時に必要な準備金に当てるのは難しい点に注意しましょう。